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若気ノイタリーの回顧録 ベア・ボーンズ風の格安LEDランタンを買った話

アメリカのキャンプギア・メーカー、「Barebones Living」。日本でも数年前からA&Fで取り扱いが始まったことで、キャンプ好きの読者ならそのアイテムを見たことがある、寧ろ何個か持っている事だろう。

クラシカルな雰囲気に合う白熱灯っぽい色味のLEDランタン。 ベアボーンズ・リビングのアイテムは自然に馴染む。 https://barebonesliving.com/

ベアボーンズのランタンをざっくり説明

本題に入る前に、まずはベアボーンズの説明をさせていただきたい。

彼らは鋳物の鍋や斧、ナイフ、カトラリーなど、オーセンティックな雰囲気のキャンプ道具を数多く作っているメーカーで、その代名詞となっているのが、充電式のLEDランタン。

ビーコンというモデルはフック付きでぶら下げることもできるし、自立するのでテーブルに置くことも可能。上部のカラビナを回してスイッチを入れる仕様で、回し加減で調光ができるようになっている。

本家のBracon Light 2.0 LED。画像の引用元はベアボーンズのウェブサイト

 

とても便利で機能的なのだが、人気の理由は何と言ってそのデザインだと思う。LEDランタンというとモダンなデザインが多いものの、ベアボーンズのはレトロでオシャレなのだ。

ガス、ホワイトガソリン、アルコール、ロウソク、LEDなどなど、キャンプのライティングは個人の趣味趣向が現れるところ。

長所短所があり、それぞれ違ってみんな良い世界。それでもアンチLEDランタン派という方が絶対数いるが(個人的見解)、その皆さんは、LEDランタンには趣がないという点で敬遠していることだろう(個人的見解)。しかし、このベアボーンズは、その分厚い壁を取り去った画期的なブランドでもあるのだ(個人的見解)。

大人気商品、ビーコンライトのご購入はA&Fのオンラインストアで。

詳しいスペックは上記A&Fのサイトをご参照いただきたい。

K-martで売っていた$6ドルの類似品

さて、やっと本題。オーストラリアの田舎町にいた時、足しげく通っていたディスカウントストア「K-mart」。ここにて見つけたのが、今日ご紹介するこのランタン。「LED Metal Lantern with USB」

誰がどう見てもベアボーンズのビーコンをパクったこの商品。更に驚きなのが価格。なんと立ったの$6(オーストラリアドル)。日本円にして約500円で売られていた。本家( 日本の小売価格)の約10分の1の値段! もちろん発見した瞬間カゴに入れましたよ。ええ。

スペックはネットを見たら載ってるだろうと思い箱は早々に捨てたものの、この投稿を書いている時にある事に気がついた。

この商品ネットに載ってないし情報も出てこないっ!!

明るさがどのくらいで、バッテリーがどのくらい持つというスペックは闇の中だが、僕は家の中で読書灯として使うのに重宝している。

おそらく真ん中の銀色のやつがバッテリーで、それを囲むようにLED電球が並んでいる。 オーストラリアからカナダに移動する間にカバンの中でもみくちゃにされたのか、本来中心にあるバッテリーがずれちゃっている。それでも使えているが。
ライトの色は白く、情緒はあまりないですがそこはご愛嬌。このようにマイクロUSBの端子をさして充電する。

 

K-martをもう少し詳しく!

激安の殿堂

Kマートはアメリカの企業で、全世界に2000店舗展開しているディスカウントストアの王様。

洋服から家電、家具、おもちゃ、スナックなどなど、ありとあらゆる日用品が販売されているが、チープなアウトドアギアも充実。どうやらankoというのがプライベートブランドの名前らしいく、先ほどのランタンをはじめ様々なものが展開していた。

ここでは、雑多に気になったものを紹介していこう。

カトラリー類。グリーンがテーマカラーなのか、緑のアイテムが多かった気がする。
折りたたみチェアは6ドルから。体格の大きい西洋人には小さそうだけど、車に忍ばせておくには良いサイズ。
化繊のシュラフはなんと10ドルから。オーストラリアはそんなに冷え込まないし、高い山もないので、そんなハイスペックな道具は必要ないし、やはり基本はファミリーキャンプ向け。
ヘッドライトは8.5ドルから。UFO型の変わったライトもあった。
ポリエステル タフタ生地の軽量なドライバッグは色違いで1L〜15Lまで展開。2ドル〜8ドル。これはお値打ち。
釣り具コーナーで展開されていたルアーブランドの名前に苦笑い。海外のセンスを感じる。

 

渋い大人たちのwebマガジン ON THE HILLらしからぬ内容だったが、これにてアウトドア・グッズ・レビュー終了。気になった方はK-martのオンラインショップをチェックしてみていただきたい。

アウトドアライフスタイルマガジン「HUNT」の創刊から編集者として携わりフリーランスに転身。現在はワーキングホリデーで海外に住みながらパートタイムで日銭を稼ぎ、英語を練習し、現地で見つけた面白いものを取材して雑誌やwebマガジンで紹介中。