LIFE

若気ノイタリーの備忘録 自分で撮った写真を飾って、アーティストを気取ろう

ステイホームで写真を楽しむ方法を発見!

長い梅雨が終わってようやく夏がやってきたものの、蒸し暑いし遠くに行ける雰囲気じゃないし、お家時間が長くなっちゃっている今日この頃。

最近新しいカメラを買ったので、どこか自然の中で写真を取りたいなと思うのだけれど……。

そんなフラストレーションを抱えながら、この間新宿に出来たばかりの「北村写真機店」に寄ってみた。

ここは以前は蔦屋書店だったのが、カメラのキタムラに鞍替えして出来たお店。キタムラもTSUTAYAと同じCCCグループだからだろう、蔦屋書店のコンセプトをそのままにお洒落なカメラ屋になっていた。

 

スタイリッシュに並べられたカメラたちをみていると、宝飾店に来てジュエリーを眺めている気分になった。それはさすがに言い過ぎたけれど、とにかくカメラ屋らしからぬスタイリッシュな雰囲気であることは間違いない。

新宿西口には「マップカメラ」というカメラ好きのデパートみたいなお店があるのだが、東口の「北村写真機店」は品揃えに加えて、お洒落なイメージで差別化を計っているのだろう。

こちらは全部で6フロアになっていて、各階ごとにウリがあるのが特徴。キタムラというとあまりヴィンテージカメラという印象もなかったけれど、どこから集めたのか程度の良さそうなヴィンテージもあり、最上階にはライカ専門フロアなんかもあったりする。僕が行ったときは、ギャラリースペースで蜷川実花の写真が展示されていた。

 

さて、色々気になるものはたくさんあったが、この日僕が一番長く足を止めたのはフォトプリントのコーナー。

キタムラでは普通のL版から大判のプリントに加えて、キャンバスプリントやメタルへの印刷などのウォールデコを作れるサービスもある。それ自体は全国のキタムラでも同様にやっているけど、オシャレに写真が飾られていたのでここに来て初めて興味を持った。

僕も写真を趣味にしている一人だが、そう言えばここしばらくプリントをした記憶がない。デジカメで撮ったら何かしらの画面で見るだけだし、フィルムに関しても「現のみCD」でデータをもらってプリントをしないのが常だった。

ましてや自分の写真を部屋に飾るなんてカメラ始めたての頃以来だ。

しかし、ウォールデコタイプなら、写真がかっこよく飾れそうだ。そう確信した僕は、帰って早速ネット注文することにした。

 

キャンバスプリントで壁を彩ろう

と、ここまでの話をしているとキタムラで頼む流れだけど、僕は賢い倹約家(ケチ)。いつも同人誌を作るときにお願いしている印刷会社のキャンバスプリントが安かったので、こっちで試してみた。

 

キャンバスプリントの判型はFサイズという美術のサイズが基準に作られていて、馴染みのあるA版やB版や写真の3:2のアスペクト比とは違うので、どうトリミングするかでセンスが問われる所。

僕はF6号(41cm×31.8cm)で2枚注文。1枚の値段は2830円だった。参考までにキタムラだと同サイズで1枚4950円(営業妨害するな)。

 

・・・・・・・・・

そして待つこと一週間。

いったい麻のキャンバスにプリントされた写真はどんな感じになるのだろうか。。。

 

↑が元画像。

カナダにいた時「サンタはリフト無料の日」にスキーに行ったときの写真。

↓がキャンバスプリントの画像。

いや、サイズ違ってるし見辛い!

そんなツッコミも真摯に受け止めつつ話を進めると、キャンバスプリントにするとインクがベタッとのってコントラストが強くなるため、写真というよりも筆で描いた絵のように見える。

 

寄るとこんな感じ。キャンバスの凹凸があって素朴な表情が生まれるし、光沢紙にプリントした場合の反射もないので、いやらしくなく部屋に馴染む。

 

ちなみに裏の処理はこうなっている。

 

続いてはユタ州で撮った野生のバッファローの写真。

↑が元画像。

↓がキャンバスプリントの画像。

ボケているところが平面的になってしまうので柔らかい雰囲気の写真とは相性がいいとは言えないけれど、ピントを深く絞って撮った風景写真にはしっかりとハマってくれそうだ。

画像はライトのせいで赤かぶりしちゃっているけど、色味も問題無し。僕が使った印刷所「グラフィック」は安いうえにプリントもキレイだから大助かり。

皆さんもこれを機に、部屋に写真を飾ってみてはいかがでしょうか?

アウトドアライフスタイルマガジン「HUNT」の創刊から編集者として携わりフリーランスに転身。現在はワーキングホリデーで海外に住みながらパートタイムで日銭を稼ぎ、英語を練習し、現地で見つけた面白いものを取材して雑誌やwebマガジンで紹介中。