チャオプラヤ川(タイ)の旅を思い出しながら、『カオマンガイ』を作る/『スキレット食堂』へようこそ
「タイ米はまずい」と思っている人が多い。
1993年、日本列島は記録的な冷夏にみまわれる。そして、深刻な米不足。
平成の米騒動だ。
そこで、タイ米を輸入するのだが、これが、まずかったのだ。
それもそのはず。
日本政府は、わざとまずいタイ米だけを輸入したのだ。
そして、「タイ米はまずい」と印象づけることに成功した。
「タイ米はうまい」ということが日本国民にバレると、この先、日本米の売り上げに影響を及ぼすと、国は考えた。
あれは、国策だったのだ。
(これは、法螺吹き男爵に聞いた話なので、真意のほどはさだかではない)
そういえば、法螺吹き男爵は、さらに、
「わしが小学生のころ(昭和40年前後ことだ)、アメリカの余剰小麦を無理やり買わされた日本国は、『パンを食べると頭がよくなる』と吹聴し、余剰小麦で作ったまずいまずいパンを学校給食としたのだ。あれは、ほんとにひどかった。多くの子どもが、『パンはまずいもの』と信じ込んだ。そして、だれひとり(少なくとも僕は)、頭がよくならなかった。国策だったのだ」
とも、言っていた。
それはともかく。
タイ米は、うまいのだ。
『カオマンガイ』を作れば、わかる!
【材料】
鶏もも肉 1枚(150〜200g)
生姜…ひとかけ
にんにく…ひとかけ
タイ米…1合
鶏ガラスープ…小さじ1
タマネギ=1/3
トウガラシ=1本
パクチー
レモン
ネギ
ナンプラー
【作り方】
・にんにくをみじん切り、生姜とタマネギも適当に切る。
・スキレットで、鶏肉を軽くゆでる(ゆで汁を残しておく)
・鶏肉をいったん上げ、ゆで汁を残したままのスキレットに、タイ米にんにく、しょうが、鶏ガラスープを入れ、その上にゆでた鶏肉を置く。
・蓋をして、中火で10分、弱火にして5分、火を止めて5分〜10分蒸らして完成。
・鶏肉を食べやすい大きさに切る。
・ナンプラー、レモン、パクチー、ネギをふりかけ、頬張る。