LIFE,  TRIP

キング アーサーのここだけの話
余談の余談

俺が「キング アーサーのここだけの話」を書きはじめるきっかけは、このストーリーの第1話ともなる「はじまりのはじまり」にある通り。

 

ただ、「朝太郎も書け」と言われても、長い文章を書いたことがなかったから、まったく自信なんてなかった。

でも考えてみれば、シンさんと出会ったころは、まだシンさんだって文筆家ではなかった。

ここで書いているように、職業はニンジャ=政府の仕事、と平気でウソをつける訳の分からぬ人だったんだ。

 

文章を書きはじめるのはシンさんから25年ばかり遅れをとったが、追いつけないこともないだろう。

そこで恥を忍んで、どうやって書いているのかを聞いてみた。

 

すると、長文の場合は設定がぶれないようにするため、プロットを書いているという。

「ヒツジ飼いの冒険」に関しては、大筋をノート1冊にびっしり書き込んであるらしい。

ストーリーは完成しているけど、テーマや小さな出来事は思いついた時に、別のノートに書き込むようにしているんだとか。

 

そんな進め方を教えてもらったが、そのプロットを書くにも何について書いていいものなのか、まったく思いつかないから困ったもんだ。

しかも理系の俺が、掲載文章を書く前に、プロット文章を書いていたら、いつになってもはじめられない。

 

そこで、プロットの代わりになる、もうすでに書き終えているものはないかと探しはじめた。

そしたら偶然にもあったのだ。

学生時代に書いていた日記が!

「いつ、何をやって、どんなことが起きたのか」

研究レポートを作成するときに楽できるよう、メモ書き程度の日記を毎日書いていたのだ。

しかも日記の内容は過去に実際に起きたことだから、ぶれようがない。

 

日記をネタにしている「ここだけの話」だから、実は「○月□日」と書けなくないんだけど、そう表現すると本当に日記になってしまうのでやめている。

1日の話がやけに長くて何回も続いたり、数日飛ばしたりもしそうだし。

 

そんで、いままで書き続けることができるか自信がなかったので公言してこなかったが、実は「ここだけの話」を3の倍数の日に更新している。

3日ごとに公開して、早くも2ヶ月。

自分の中で着実にそのペースが刻まれているから、いまなら「3の倍数の日に更新」と堂々と言えそうだ。

 

最近、「いいね」ボタンもついたみたいで、ON THE HILL MAGAZINEも着実にアップデートしている。

継続の励みになるので、面白かったらぜひ「いいね」をクリックしてください!

お願いします!

 

続く

次回の話/ニコールとの待ち合わせ

前回の話/日本国政府の秘密

「キング アーサーのここだけの話」は毎月3、6、9、12、15、18、21、24、27、30日に更新!

最初の話/はじまりのはじまり

 

キング・カズと生年月日が一緒の1967年2月26日生まれ。外人は<アサタロー>と発音しにくいらしいので、海外では<アーサー>と名乗っていたら、親しい外人仲間が<キング・アーサー>とニックネームをつけてくれた。「アサタロウ」と日本で名乗ると「アソウ・タロウ?」と聞き間違いされることが多々ある。彼が幹事長のときは俺に<カンジチョー>のあだ名がつき、総理大臣になると<ソーリ>と呼ばれるようになったが、彼の総理大臣辞任後も俺の格下げはなく、いまでも<ソーリ>のあだ名は定着している。本業はコーディネーター。