LIFE,  TRIP

キング アーサーのここだけの話
医師を目指すという進路を絶つ

チョコの致死量って、いったいどのくらいなんだろう。

俺は医学部に在籍しながら、そんな身近なお菓子のことをよく知らなければ、調べようともしたことがなかった。

ましてや昔から慣れ親しんでいるチョコレートが、人に死をもたらすなんてことを想像したこともない。

 

情報源がどこなのか、それが正しい情報なのか誤った情報なのかもわからないが、なんにせよシンさんはチョコの致死量を知っている。

簡単な話だ。

要は興味を持つか、持たないか。

俺は将来、医師になる予定だが、まったく不適格だ。

 

いまになって思えば、この日、このときをもって、俺は医師を目指すという進路を絶ったのだ。

 

続く

前回の話/体に悪いことなんか絶対にない

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最初の話/はじまりのはじまり

キング・カズと生年月日が一緒の1967年2月26日生まれ。外人は<アサタロー>と発音しにくいらしいので、海外では<アーサー>と名乗っていたら、親しい外人仲間が<キング・アーサー>とニックネームをつけてくれた。「アサタロウ」と日本で名乗ると「アソウ・タロウ?」と聞き間違いされることが多々ある。彼が幹事長のときは俺に<カンジチョー>のあだ名がつき、総理大臣になると<ソーリ>と呼ばれるようになったが、彼の総理大臣辞任後も俺の格下げはなく、いまでも<ソーリ>のあだ名は定着している。本業はコーディネーター。