旅の生活「東日本橋」
ここに降り立つのは何年ぶりだろうか。
旅が暮らしで 暮らしが旅 これは 誰のためでもない 自分のための生活の記録である
2019年5月16日
明日は羽田空港から6:50発のフライトに乗るため、
浅草橋に宿をとった。
チェックインまで1時間ほどあるので、
ひとつ手前の東日本橋で下車した。
アパレル会社から転職し、
2社目のサラリーマン時代、
茅ヶ崎の自宅からここまで毎日通っていた。
久しぶりに降り立った瞬間、
外国人観光客の多さに驚いた。
45リットルのバックパックを背負ってサングラスをかけている自分も、アジアからの観光客だと思われてるだろうけど。
当時昼休みによく散歩していた、
隅田川沿いのベンチに腰を下ろした。
午後3時。
水面を照らす太陽も少し落ち着きをみせ、
心地よい風が吹いている。
きっと会社をサボって昼寝しているスーツ姿のおじさんや、
きっと会社をサボってフルートを吹いているスーツ姿のおじさんもいる。
今や、会社に行くこともなくなり、
家に帰ることさえもなくなった。
変わった自分が、
変わらない隅田川を眺めていた。