段ボール6箱分の本~法螺吹き男爵のfool on the hill.
ビールを飲みながらできることのひとつとして、わが家のあらゆるところに散らばっている本を、整理することにした。
マイルス・デイヴィスを、大音量で聴きながら。
つぎからつぎへと、本が出てくる。
こんな本、読んだっけ、とか。いつ買ったかな、とか。
あげくに、同じ本が2冊あったり。自分が執筆にかかわったけど、すっかり忘れてしまっていた本とか。
同じ本が2冊、というのは、じつは前々からよくあったのだ。ある本を読み進むうちに、この話はどこかで聞いたことがあるな、などと思いはじめ、やがて「あっ、これ読んだことがあるぞ!」となるのだ。
ま、それはともかく。
ブックカフェとかやってみたいな、と思っていたこともあり、ずっと本を置いていたけど、もう限界。
今度、大きな地震がきたら、よれよれのわが家は、本の重みでつぶれてしまうだろう。
吟味した結果、段ボール6箱分の本を処分することにした。
いうまでもないことだけど、影響を受けまくった書もあれば、貴重な本も。
本は重たいよな。物理的にも、精神的にも。
丸一日かけての作業に、心も痛いし、腰痛もひどい。
でも、この重たい段ボール6箱を古本屋さんへ運ぶのかと思うと、さらにビールを飲まないと、その勇気は出ないよな。