COOK,  LIFE

珈琲をもう一杯 / 第四十三話「ラシミハシフフイ」

焙煎する人の考え方や解釈で焙煎度合いの表現も異なるようで、同じような豆の色に見えても
ある店では中煎りだったり、他の店では深煎り? といった事があるようです。

焙煎度合いは豆の色等で判断されて以下の8区分に分けられるのが通常ですが、隣合う度合いとの違いはかなり微妙です。 コーヒーの勉強を始めた頃、焙煎度合を覚えるべく「ラシミハシフフイ」とおまじないのように口ずさんでいました。

浅い方から
ライトロースト
シナモン 〃
ミディア厶 〃
ハイ 〃
シティ 〃
フルシティ 〃
フレンチ 〃
イタリアン 〃

ペン太の場合はかなり大雑把に「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3つの区分にして、その中で豆の個性を踏まえ浅目にしたり、深く煎ったりしています。

ペン太の「浅煎り」はミディアム〜ハイ
「中煎り」はシティ
「深煎り」はフルシティ〜イタリアン
って感じでしょうか。

例えば、「深煎り」と言っても、ブラジルはフルシティ位に煎ったり、エチオピアはイタリアンになる位までしっかり煎ったりとしています。

豆を買われる方はちょっと混乱しちゃいますかね。

ああ、面倒くさ〜、
美味しければ、焙煎度合いなんて
どうでも良いよ。 ですか?
もっともです。 はい。

久しぶりに聴くタンパレッド凄く良い。
繊細なスライドに深みがあって、更に切れが良い。
ペン太のコーヒーもこうありたいものです。

航空会社に勤めていたものの、うん十年前は「カヌーイストになるんだ!」と、チキンラーメンを食しながら川を下る。 かと思えば、「ウミンチュになるぞ!」と、沖縄の海で鯨を追いかけたりもした。 が、「ちゃんと仕事はしてるのか!」と、皆が疑問を呈しだしたので、「こりゃいかん」と退職。 まっとうな人生を送るべく、珈琲屋として再スタートを切る。 深煎り珈琲が味わえる『スリーペンギンズ』(横浜市磯子区滝頭 3-4-22)の店主に収まる。