キング アーサーのここだけの話
なんの経験もない医大生ナタリーは俺になんの期待もせずに言った。 「アンコンシャス!」 ナ…
キング アーサーのここだけの話
泣きたいのは俺の方目の前に泣くオンナがいても、頼りないなんていわれたら、肩を抱いてやってもなんの意…
キング アーサーのここだけの話
噛み合わない会話ナタリーは俺の「やり返すか?」という言葉にあっけにとられ、返事は遅れながらも至極…
珈琲をもう一杯 / 第二十七話「Pretending]
・濃く淹れた珈琲 ・BGM にクラプトン ・夕方の優しい風 これさ…
キング アーサーのここだけの話
裏切りでもなんでもない俺の会話はワンテンポ遅れる。 なにしろ日本語で言いたいことを英語で組み立て直さな…
キング アーサーのここだけの話
それ以上ないほどの汚い言葉俺のバックパックひとつしか残っていない部屋。 彼女たちの荷物もないことはナタリー…
若気ノイタリーの回顧録 南アフリカの”チンチン”
こんな時こそチンチンの話 日々シリアスなニュースばかり飛び込んできて、ちょっと滅…
キング アーサーのここだけの話
ケイトとジュリー俺は蚊帳をめくりあげ、ドアの前に立ってひと呼吸置いた。 「ウェルカム!」 外の明…
珈琲をもう一杯 / 第二十六話「スリーペンギンズ」
堀田“兄”さんから頂いたニュージーランド土産の Balancing Pengui…
キング アーサーのここだけの話
日本人の気質んっ、んんんっ! んっ、んんんっ! 部屋の外から何度か咳払いする音…
キング アーサーのここだけの話
そんな自由は欲しくない部屋にドラッグは何ひとつ残ってないが、ハーブの甘い香りは蚊帳に染み込んでいた。 …
珈琲をもう一杯 / 第二十五話「ロッキーのカップ」
バックパッカーのCharles A Hill がシエラカップのサイズに不満があり…
キング アーサーのここだけの話
旅ですれ違っただけのオンナ俺はいつの間に寝てしまったのか記憶にない。 ある瞬間からの記憶が飛んでしまってい…
キング アーサーのここだけの話
オンナごころのわからないヤツ昨日、見えないシンさんに向かって「オンナごころのわからないヤツだ」と苦言を呈した…
キング アーサーのここだけの話
水平線より遠い先俺に詮索されたくないのか、ナタリーは場所を毎日移していた。 俺はトイレのたびにバ…
キング アーサーのここだけの話
音の鳴らないヘッドフォン次の日もまた、寂しそうに海を見つめるナタリーがいた。 「うまくいかないもんだな」…
若気ノイタリーの回顧録 南アフリカのローカルブランド「Frontier Provisions」
This time for… ついにこのブランドを紹介する時がやって…
キング アーサーのここだけの話
海を見つめるナタリーあの日から、シンさんも夜にスキンカヤックを漕ぐのをやめた。 だからといって、俺た…
珈琲をもう一杯/第二十四話「Coffee & 」
「珈琲 & ・・」 連想する「・・」は、やはり煙草でしょうか。 組み合わ…
キング アーサーのここだけの話
フネに乗って、女のとこにドラッグとセックスしかない日々だった。 「スキンカヤックに乗ってれば、しょっちゅ…
キング アーサーのここだけの話
完璧に再現できないあの日本来は夜型の俺の生活が、昼型になった。 それは俺が望んだのではなく、ケイトとジュ…
キング アーサーのここだけの話
キース・リチャーズはバカだ。その日はシンさんも、混沌とした世界に入り浸ったはずだ。 シンさんにはナタリーひと…
キング アーサーのここだけの話
上下が歪むほどの体験昨夜は一睡もしなかったというのに、続く日中もそのまま起きていることになった。 上…
キング アーサーのここだけの話
この島ではフツーの1日シンさんが着岸するまでにはしばらくありそうだ。 シンさんがこっちへ戻ってきても、…
キング アーサーのここだけの話
意味を持たないVサインナタリーは声を出さず、2本の指でVサインを作った。 悲しみの淵をずっと彷徨ってい…
キング アーサーのここだけの話
毎度毎度、朝帰りの男どれほど重い空気の夜を過ごしたことだろうか。 嗚咽するナタリーにかける言葉もなく…
キング アーサーのここだけの話
気の利いた冗談なんて言えない水平線の彼方に消えていくより先に、周囲の暗さでシンさんのことを目で追えなくなって…
珈琲をもう一杯 / 第二十三話「スモーキー」
「このスモーキーな感じがいいですね」 「スモーキーな味わいで・・・美味しい」 深…
キング アーサーのここだけの話
自由って、何だろうじっとしていると、どこからか聞こえてくる羽音。 それは現実なのか、幻聴なのか。 …
NATAL DESIGN 2020SPRING LOOK
ネイタルデザイン2020Springアイテムが続々と入荷いたしまし…
キング アーサーのここだけの話
魅力的な時間どれだけの蚊に襲われたことだろうか。 アルコールに溺れたまま、夕暮れのジャングル…
キング アーサーのここだけの話
恐怖のなくなったジャングルビールが冷えているだけで、こんなにも美味しく感じるものなのか。 この世に、ビール…
キング アーサーのここだけの話
目に見えぬ敵オオトカゲが去っていくのを俺はじっと見ていた。 目で追っていたのは俺だけじゃなく…
キング アーサーのここだけの話
真っ先に狙われるのはケイト残るは俺たち3人。 「私できない!」ジュリーは小さめだが、しっかり通る声で叫んだ…
珈琲をもう一杯 / 第二十二話「オーケィ、ペンペン」
天気予報では 今日は大雪になるかも知れないと・・やだなぁ、寒い日は …
キング アーサーのここだけの話
寄り道はいいけどオオトカゲに阻まれたルート。 ここは迂回すべきなのだろう。 誰もがそう確信してい…
キング アーサーのここだけの話
道幅いっぱいの厄介者格別じゃないと言った俺たちに反するように、シンさんは何杯ものビールをオーダーして…
キング アーサーのここだけの話
文明社会の味冷えたコカコーラにありつければ最高と思っていたが、このビーチリゾートでは冷えたハ…
キング アーサーのここだけの話
英語を理解してる?フライトの変更はいとも簡単だった。 電話オペレーターは下手な英会話に対応するとい…
キング アーサーのここだけの話
華やかなビーチリゾート引き返すべきなのか、それとも先に進みつつ、港へ通じる道を探すべきなのか。 誰も地…