ヒツジ飼いの冒険
第26話 原石カルボと呼ばれたヒツジ。 もともと温和なヒツジたちの中でも、もっとも穏やかそうに…
キング アーサーのここだけの話
寝ずに舟を漕ぐオーナーが海を指差して言った。 「シンならあそこだ」 「ああ、組み立て終わったん…
珈琲をもう一杯 / 豆を買った時には
豆を買った時には 一度、袋から出して「割れてる豆」 「欠けてた豆」、「変色した豆…
キング アーサーのここだけの話
主人公は俺だ風の通るバンガローの母屋。 ひと雨降ったお陰もあり、その大屋根の下は熱帯雨林性気…
ヒツジ飼いの冒険
第25話 国旗眼前には、全面に芝生を敷いたように緑の大地が広がっていたはずだった。 しかし刻一…
キング アーサーのここだけの話
私は賭けたナタリーの部屋に行ってみたが、すでに不在となっていた。 部屋代の支払いを済ませる…
キング アーサーのここだけの話
東屋の木陰でオーナーはナタリーを空き部屋へと案内した。 俺はほかの部屋がどうなっているのか気…
珈琲をもう一杯 / お調子者
ラグビーシリーズ面白い。 と、堀田男爵よりメールが! ペン太 またまた、調子に乗…
ヒツジ飼いの冒険
第24話 変貌野草は丁寧に刈られているのだろうか。 均一な長さで続いている。 歩きやすいが、身…
若気ノイタリーの備忘録トロントのローカルブランドvol.2 『VARSITY BROWN』-1
”「brand(ブランド)」の語源は、焼印を押す意味の「Burned」で、自分の…
キング アーサーのここだけの話
空き部屋は絶対にあるスコールが通り過ぎ、熱帯雨林のジャングルは水蒸気に包まれていた。 雨がやむのを待…
キング アーサーのここだけの話
彼女の名前はナタリー彼女は俺の目を覗き込みながら言った。 「それで、私はどの女優に似てるの?」 &n…
珈琲をもう一杯/ Not Release The Ball
すみません。 ついつい 調子にのってしまいました。 次はちゃんと書きます。 &n…
キング アーサーのここだけの話
日本語を使うな席のなくなったシンさんは、向かい合っていた俺の横にきて、カウチの肘掛に腰を降ろし…
ヒツジ飼いの冒険
第23話 視線食に集中したレオナルドは、胃が満たされると途端に眠気に襲われた。 ヒツジたちも同…
キング アーサーのここだけの話
突然降り出したスコール海の方からはゴロゴロと、山側からゴトゴトと音が鳴り響き、両者がバンガローに迫って…
珈琲をもう一杯/ノックオン
ポロリとこぼれたコーヒー豆 楕円形でラグビーボールみたいだ。 &n…
キング アーサーのここだけの話
達成感に満たされた俺先ほどまで無風だったのに、向かい風が急に強くなったように感じた。 その向かい風の…
ヒツジ飼いの冒険
休息著者本当に急病につき、今週は休載させていただきます。 <前話を読み返すには、こち…
キング アーサーのここだけの話
野上真一は悪魔の生まれ変わりあんなにか細い、単なる棒のようなパドルのひと漕ぎひと漕ぎで、カヌーは前へ前へと進…
中秋の名月に、衣替え
おぼろ月夜の中秋の夜。 わが柿渋塗りのストラトキャスター「ブラウンシュガー」の衣…
キング アーサーのここだけの話
朽ちてしまいそうな木舟バンガローの敷地には美しい白砂のビーチが横に広がり、前方はエメラルドグリーンの海…
珈琲をもう一杯/第十四話「道具の話、フィルター編」
ペーパーを利用して淹れる器具には様々な形や素材のものが出ていますね。 名称もドリ…
ヒツジ飼いの冒険
第22話 偵察視線を辿ると、密集している木の枝にとまったミミズクがいた。 木陰に隠されながらも…
キング アーサーのここだけの話
バンガローの交換図書館バンガローの母屋には大きな本棚があり、シンさんはコークを片手にその前のテーブルを…
キング アーサーのここだけの話
生ぬるそうなコーク3畳間にも満たない高床式のバンガロー小屋。 曲がったヤシの木で組まれた柱、床材。…
キング アーサーのここだけの話
ビーチに建つバンガロー小屋辛い時、悲しい時、腹の立つ時、弱くなってる時にいつも彼らの詩が心を解放してくれる…
ヒツジ飼いの冒険
第21話 薄明まだ夜も明けきらぬ薄明の中、レオナルドは港町の酒場をあとにした。 バーテンダーの…
キング アーサーのここだけの話
金子光晴って、誰?とても普通のピックアップ・トラックが走れるとは思えない未舗装の丘を、左右に揺れな…
〈中華鍋の逆襲〉 ひっくり返したいんだろう?
さて、炒める、焼くとやってきて私は依然、 鍋を振って食材をひっくり返す事はお伝え…
珈琲をもう一杯/第十三話 「粉軍粉闘」
ペーパーで淹れるなら中挽き位ですね。 って、僕も良く言うのですが、さて、中挽きっ…
キング アーサーのここだけの話
ペールグリーンの紙切れ土煙りを巻き上げながら、ピックアップ・トラックが港町へと戻ってきた。 広場には、…
ヒツジ飼いの冒険
第20話 超人ヒツジたちの待っている位置は、地図上で境界のギリギリだった。 道が途中で途切れて…
〈中華鍋の逆襲〉 焼く
中華鍋の真骨頂といえば「炒める」ところにありますが、 万能調理器具と言われるこの…
キング アーサーのここだけの話
届いていた大きな荷物グロッサリーストアから出ると、シンさんは郵便局の向かいのヤシの木に背中を預けてい…
キング アーサーのここだけの話
ユダヤ系の女人口がわずかなこの島で、きっと最も栄えているだろう港の集落。 郵便局のほか、客は…
ヒツジ飼いの冒険
第19話 隔離レンガ造りの建物が並ぶ港町。 レオナルドが入った酒場には、チェアが存在していなか…
キング アーサーのここだけの話
港の小さな集落俺の1歩先を歩くシンさんの元へもドライバーはやってきた。 「アフター・ポストオフ…
キング アーサーのここだけの話
いい旅を、と誰もが言ったゲートをくぐり抜けると<ボン・ボヤージュ!>と描かれた看板の裏には<ハブ・ア・グ…
若気ノイタリーの備忘録
「若気ノイタリーに至るまで。」趣味の出版社ネコ・パブリッシングでエディター人生をスタート。アウトドア雑誌HUN…